不思議な親近感

先日仕事で関わりのある会社を訪れた時の事。

ミーティングに、ワタシは初対面となるスリランカ人のエンジニアのおじさんが同席してて
会合の終了後、何となく雑談でワタシが日本人だと知ると。

「日本のどちらの出身ですか?」
とメチャクチャ流暢な日本語で聞かれた。

日系の会社というわけでもないし、その場にいた日本人はワタシ1人で。
それまでのやり取りも英語だったから、突然スリランカのおじさんの口から出てきた流暢な日本語にワタシびっくり。
「えっ、日本語話せるんですか?」
「昔、少し日本に住んでた事があります」

ほぇ〜。

聞けばおじさんは30年程前の一時期、日本に住んでいた事があるとかで。
本人は「もう日本語もほとんど忘れちゃってますけど。」って言いながら、ものすごい流暢にしゃべってる。

さらに当時おじさんの住んでた町は、ワタシの祖母が住んでる町で、ワタシも昔からよく遊びに行って馴染みのある町。

イギリスに来てからも、日本に行った事のある非日本人と日本の話題になった事はあるけど。
今回はなんというか、話題のネタが超ローカル。

駅から伸びる商店街のどこの店がどうとか、駅の裏の飲屋街の話、大通りに面した交番のおまわりさんから、隣接駅や沿線の話題、全国的にもわりと有名な夏祭りの事などでひとしきり盛り上がった。
話しながら、駅前や路地裏の風景がいろいろ鮮やかにに蘇ってきて。

イギリスに来てから、こんな地元ネタで盛り上がった事は日本人とでもほとんどない。

ロンドンの片隅のオフィスでスリランカ人のおじさんと、ワタシも馴染みの町について日本語で語り合ってる状況が、何だかとっても不思議。


そういえば以前にも同じような事があったな、と思い出したのは。

昔、旅行でチベットに行った時現地の案内をしてくれたチベット人の通訳兼ガイドさんが、日本に留学した事のある方で。
聞けば、ガイドさんが留学当時住んでたのは、ワタシが旅行当時住んでたアパートと同じ町内。

太宰治でも有名な玉川上水の流れる中央線沿線の町で。
「駅の裏の公園に隣接してる体育館によく行ってた。」とか、
「上水のあの辺りをよく散歩してたけど、あの辺りは真っ暗で時々変質者が出てた。」とか、
中央線沿線の様子など。

チベットまで来て、玉川上水やら駅前のスーパーの話してる。
と妙な感慨があった。

ありがたい事に、スリランカ人のおじさんも、チベット人のガイドさんも日本で過ごした思い出や日本への印象は好意的で、「機会があったらまた日本に行きたい」などと行ってくれて。
そういうのを聞くと、日本人としてワタシも嬉しくなるのですが。

遠い異国の地で、油断してたらふっと遭遇する不思議な親近感。

そして、思い出してたらなんだか祖母に会いに行きたくなった。



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プロフィール

まや

Author:まや
2008-2010年の留学でイギリスに滞在。イギリス人のTとの結婚を機に2013年から再びイギリスに住むことになりました。
ことあるごとに心折れそうな英国生活と日々格闘。
在ロンドン。

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